整骨院のあり方について真面目に思うこと

みなさんこんにちは、げんき整骨院のせーのです。

今、都会には整骨院がいたるところに溢れていますね。皆さんはどんな時に整骨院を利用しているでしょうか?

肩こりや腰痛でマッサージに行っている と言う人も多いでしょうかね。

整骨院(柔道整復師がやっています)の業界は長い事、不正請求について叩かれています。整骨院を利用している殆どの方は知っているかも知れませんが、打ったり捻ったり負傷原因がはっきりしている急性(あいまいだけど1~5日くらい)のものが保険適応です。残念ながら肩こりなどの慢性的なものや、疲労でのマッサージには使えません。マッサージで保険が使えるのは、あんまマッサージ師がお医者さんから「この患者さんはマッサージが必要だからお願いねー」ていう許可的なものが出たものになります。

保険内の治療の内容も、痛いところをチャチャっとみて電気掛けたり冷やしたり温めたりとか簡単なことです。元々は骨折や脱臼などを整復するのが専門なのですが、どこかの時代で少しずつ変化していったのですね…スポーツが盛んな地域や学校の近くとかでは本来の接骨院と言う形が存在していると思うし、施術管理者研修に出ていた人や教員の中にも本当の柔整師とは!のこだわりがある人もいます。とてもすごい事だし残って欲しい技術です。恥ずかしながら私は資格はあっても危険なことは整形外科に預けています。こういうとこはプライドのある同業者には好ましくない部分だとは思いますけども…。

実際普通の街には、大きな怪我をする人より、原因不明(話をしていると原因は探れますが)の痛みや、事故の後遺症や姿勢の悪さや変形などの痛み、時には自律神経や内臓の病気からの痛みを抱えている患者さんの方がはるかに多いです。病院に行っても何もしてもらえなかった、病院に通ったけど治る気配が無い、と言う方が行きつくのもまた、整骨院・鍼灸院なのです。 だからできればそういう人たちが保険を使えるといいのですが、柔道整復師の歴史の中で不正請求を当たり前のようにする人が多かったため、風当たりも厳しいのでしょう… 患者さん側にも、ちゃんと理解していただき、なるべくクリーンで相性の合う治療院に行っていただきたいと思います。

ちなみに全く知らない人のために簡単に説明しますと、よく聞く不正は、①来てもいない患者さんの名前で保険請求 ②3か月を過ぎてもずっと部位を変えたりして保険請求をする ③慰安目的マッサージなのに保険請求する  などです。

意外と世間では不正請求の事を知らない患者さんが多く見られます。私の所でも必ず初診の方には保険適応の事をお話ししますが、殆どの方に「初めて聞いたわ」「他の整骨院では言われなかったわ」と言われます。「うちの近くでは保険使えるのでそっちに行きます!」なんて人も…。名前は言いませんが、近くには『○○100円、保険証を握りしめてきてね!』なんて、今どきの言葉で言うと「ヤバい」垂れ幕の整骨院もあります。

できるだけ安い治療院に行きたい気持ちもわかります。痛いのに、治るかわからないのに、生活苦しいのにお金かけるの 嫌ですよね。

最近では、自ら「不正したくないから」「会社がうるさいから」「アンケート来るの面倒くさいから」と、自費で来られる方もいます。私はそんな方たちについついサービスしすぎてしまうという、自営業としては致命的なほぼボランティア鍼灸師なのですが、それでもやはり正直に生きたいし、施術後に「もう痛くなーい」て言ってもらえると安堵します。

そんなわけで、不正請求しまくっているチエーン店には「摘発されればいいのにー!」とこっそり呪いをかけたりかけなかったり。  やりすぎ不正が減って、慢性の後遺症などが保険適応にならないかなぁと願うけど、ほとんどの人がマッサージ屋さんだと思っているし難しいかな…

…とまぁ、ほぼボランティア整骨院をやっているわけですが、嫌々でも鍼灸師の資格は取っておいて正解だったわけで。役に立っています。   鍼に嫌な思い出がある人や怖いイメージはある人はけっこういますが、やはり ぎっくり腰や寝違えなんかには手っ取り早いです。

私は、少しでも鍼灸への抵抗感を無くしてもらえるように、お試しをしやすい価格設定にしています。さすがに『鍼500円』とかまではしていませんけど、どうしても本格的な鍼灸院とかに行くと、信用性はあっても高くてなかなか手が出ませんものね。うちで試してもらって、鍼は怖いものじゃないのを確認してから行ってみてもよろしいかと。

あとは、、、自己治癒能力を高めるために、深呼吸や、筋肉・関節の運動をしたり、家で一人では運動できない人のリハビリ的なこともやっています。めちゃめちゃ狭いので、それなりに自立できる人に。運動の内容も限られていますけど。

前の雇い主のデイサービスみたいにトレーニングに特化した施設が使えれば一番良いのですが、ああいう施設は短い期間で卒業しないといけないらしいのです。健康寿命を延ばしたくても、なかなか日本の制度と言うものは使えないようで、困ったものです。健康も金で買うのか…

私には神の手もないですし脳みそもプリンみたいなものですから、とにかくできることをするしかないので、100%で患者さんと向き合いますので少々スパルタになることがありますが、痛くならない体づくりをしたい方はぜひ来てくださいませ。頑張った後のお茶も用意してお待ちしています。

なお、1/1,1/2以外は基本的に年中無休ではありますが、この世界的人災が収まるまでは およそ自粛感を出しております。外界と接点の少ない方で体の痛みがある方はお電話ください。

 

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